名古屋を拠点とする設計事務所です。
子供の頃、あじさいなんて好きじゃなかった記憶があります。
花びら1枚1枚の均質すぎる色合いや
花の集まる姿に美しさを感じなかったから。
でもこの週末散策していて
林の暗がりの中にあじさいの鮮やかな紫色を見たとき
思わずカメラを構える自分がいました。
私が最も好きな映画である『ベルリン天使の詩』の
冒頭で使われている詩
「子供が子供だったころ
腕をぶらぶらさせて歩いた
せせらぎが川になったらいいなと思った
川が滝に
水たまりが海に
(以降下記HPに日本語訳が紹介されています)
http://chez-sugi.net/journal/20060801.html
原文は下記(ドイツ語)
http://www.wim-wenders.com/movies/movies_spec/wingsofdesire/wod-song-of-childhood-german.htm
子供が子供だったころ
今よりもっと世界を豊かに感じていたというノスタルジー
が、美しいリズムとともに心に刻まれるわけですが
大人になる、ということが
感性が鈍ることとは同義ではないし
むしろ広がりを生んでいることもあるのだ
歳を重ねてさらに瑞々しい感覚の大人でありたい
と、あじさいに誓いました。
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