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名古屋を拠点とする設計事務所です。
夏の雨といえば、かつては夕方に降ると概ね決まっていましたが、最近は早朝や日中にまとまった雨が降る事が多いですね。

夏休み終盤、夏の思い出を振り返ったり宿題のラストスパートなど、秋のはじまりに向け準備されている方も多い事と思います。


最近仕事についての記事をあまりアップしていませんでしたが、おかげさまで忙しくさせて頂いています。かねてより設計をすすめていたhouse ymymがこの夏着工し、現在施工進行中です。


築50年を経た木造住宅のリフォーム。
中部圏の主要駅から徒歩圏の落ち着いた住宅地に位置します。周辺や既存住宅の雰囲気を好んだクライアントが入手され、リフォームの設計をご依頼いただきました。




素朴でシンプルなつくりと天然素材がもつ肌合いの良さ、そして98cmを基本寸法とした大らかな空間(一般的な木造建築が91cmを基本寸法としていますので、大分ゆったりした印象です)といった既存建物の特徴を活かしながら、現代的な生活に沿ったすまいとなる計画です。




工事着手前。
打合せの間にふと外を眺めながら、抜ける風を肌に感じ「何だか気持ちいい家ですね・・・」




こちらも着工前のショット。キッチンというより『台所』という言葉が断然フィットする雰囲気です。改装後は書斎やクローゼットとなります。


築50年、といっても、躯体の状態は概ね良好。華美ではありませんが、住まい手が大切に使ってきたことが感じられる家です。


コンセプトのご紹介や現場の様子など、本ブログでお伝えしていきたいと思います。



豊田市美術館のワークショップは 彫刻家 松井紫朗さんご指導のもと、共同制作1日と個人制作1日、計2日間の日程で開催されました。

松井さんご本人のパーソナリティがまたすばらしく、ワークショップの参加者皆さんがその場を楽しまれているのが印象的でした。


個人制作の方は自宅に設営する、ということもあり宿題に・・・一人ではとても完成できないと思い子供たちの助けを借りる事に。まずは皆で再度、豊田市美術館にて作品を鑑賞致しました。




子供たちも興味深く鑑賞できた様子。

子供たちが嬉々として作品を楽しめば楽しむ程、館の係員の方の眼光が鋭くなる、という状況もまた、松井さんの作品と通じるものがある気がします(笑)


冗談はさておき、お盆休みに頑張って続きを制作したいと思います。

美術鑑賞もまた、旅的な体験の様に思います。


豊田市美術館は私にとって興味深い企画展示も多く
数ある美術館の中では比較的足を運ぶ方だと思います。


現在常設展示室で下記の展覧会をしています。


松井紫朗 —亀がアキレスに言ったこと 新しい世界の測定法—

http://www.museum.toyota.aichi.jp/
(豊田市美術館 サイト)


あいちトリエンナーレでの松井氏の作品は大きなものでした。
今回の展示は作品個々の規模もさることながら、松井氏のこれまでの作品がいろいろと拝見でき、とても充実した鑑賞体験、旅的な休日になりました。


帰宅後、ワークショップに応募してみたところ、当選・・・


愛知産業大学での授業の中で、学生さん方にミニワークショップをしていただく場面があります。
普段とは目先を変えて、参加者の立場になることで授業へフィードバックできる事も多かろう、との目論みから応募しましたが、いざ当選してみるとちょっと緊張します(笑)


松井氏のお話も間近でお聞きすることができるそうで
楽しみです!


ここ1週間、名古屋は本当に暑い日が続いています。
節電は大切ですが、体の声も大切にして夏を送りたいですね。


忙しい日々にふと「あ〜、旅に出たいなあ」と思う方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

私自身、最近そのように感じる事が多いのですが
なかなか都合が合わなかったりします。
そこで旅的な体験をすることにしました。

アースダイバー(著:中沢新一)

愛知産業大学で授業をご一緒させていただいている松本先生に随分前にご推薦いただいたのを思い出し、旅的読書にぴったりでは、と読み進めています。

大学の教室がある金山の街も起伏の多い土地で
ほど近い熱田までは昔海だった、と聞きます。思わずイメージを重ね合わせてしまいます。











(すべて塩田撮影)



『空と空をもつ家』が竣工し、23日はお引渡でした。


「森のとまり木ハウス」のオープンハウスでお目にかかった時から一貫して信頼を寄せ続けていただき、こうして竣工の日を迎えられた事をクライアントに感謝致しております。

家のデザインは使い勝手と共にありますので
積極的にクライアントと議論することを大切にしています。

そのためでしょうか、クライアントのお人柄の温かみやジャッジの切れ味が、空間の質によく反映されているなぁ・・・工事が終わり静まり返った室内を歩きながら思いました。


施工においては誠和建設の林監督以下皆さんが力を尽くして下さり、内覧いただいたプロの方々から仕上の美しさが好評でした。
質感の良さや建物のコンセプトをより明快にするために、難しい施工をお願いすることもしばしばでしたが、手間を惜しまず前向きに取組んで下さりありがとうございました。


クライアントとご家族の笑顔・・・
よい家をお引渡でき、私も本当に嬉しいです!


GWのお引越に先立ち、本日写真撮影がありました。
今回は建築写真家の小林浩志さんに撮っていただきました。
これまでにおびただしい数の建築を撮影されてきた小林さんが、この家のどんな魅力を写し込んで下さっているか、写真を拝見するのが楽しみです。


外観




内観

現場の進行もいよいよ終盤・・・
今週末はクライアントの検査、そして来週の法定の完了検査と続きます。
愛知産業大学通信教育部の建築卒業研究展が開催されています。

 会期:2011年2月22日(火)〜3月6日(日)
 会場:名古屋都市センター 企画展示コーナー

 http://www.nui.or.jp/
 http://www.asut-ken.com/blog/

会期中の3/4夕刻、公開講評会が開催されます。
当日ゲスト講師として参加させていただきます。ご興味のある方は是非会場に足をお運び下さい。







吹抜の縦格子


デザインのみならず構造的にもポイントとなるこの縦格子部分を、大工さんに美しく施工いただきました。上部1mを残し、あとは壁仕上の内側に隠れます。

格子の向こう側に見える青色は仮設の養生シートです。シートが取れ、壁や天井の仕上材が張られると、うつろう空の色が室内へ映り込むこととなります。


現場の進行状況は一見まだこれからという印象ですが、各部の詳細についての検討(施工図によるチェックや協議)は山を越えた感があります。


クライアントのご協力、そして監督はじめ施工に携わる方々の前向きな取組みに感謝致します。







土曜日の夜から名古屋は雪。
ふと窓の外に目を向けると一面の銀世界です。
まるでハウルの動く城のように、自宅ごと旅に出てしまった感じがします。


お正月気分も抜け、「空のある家」の工事の方も着々とすすんでいます。

大工さんはじめ工事を担当いただいている皆様、寒い中毎日ありがとうございます。

先週は構造設計を担当していただいている萬田事務所の軸組検査が完了し、構造的に問題ない旨確認することができました。今週はサッシュが取り付き外部仕上の完了に向けて工程が進みます。


先週末のクライアント打合せでは、使用する器具と同タイプの見本を現場にお持ち頂き、実際に点灯してみました。(Aさん、ありがとうございました!)




シンプルな球体の照明器具がリビングの吹抜に浮かぶ計画となっています。


この器具は4種の大きさがあり、それぞれに照度が異なります。
器具寸法自体はカタログを見ればわかりますが、明るさ感や点灯時のボリューム感まではなかなかイメージしづらいのが実際のところ。夕刻にクライアントと集い、協議しました。


1週間温めて次回打合せで決定します。





あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。


東京芸大黒川先生の展覧会が芸大陳列館にて開催されています。
共に黒川研究室出身である家人と足を運びました。


画像は芸大美術館HPより引用


『スケルトンドミノ』と呼ばれる木造住宅システムの展示です。
杉材でつくられた木造住宅の1/10模型をはじめ、『スケルトンドミノ』につながるこれまでの先生の取組が理解できる展示となっています。


建築は他の美術作品と違い、クライアントがいて、法律があり、予算があって、時代背景があります。その中で50年近くに及び一貫したテーマで創り続けることは簡単なことではありません。


大学院を卒業して14年、デザインリーグ(黒川先生の個人事務所)を退職して8年、久々に先生の作品を前にし、自分が学んできたものの意義を振り返る機会となりました。


ご無沙汰してしまっていた黒川先生にも会場にてお会いすることができました。


最近は所用で東京に出かけても
用件のみでとんぼ返りすることも多くなってしまっています。

何かを見たり、語り合ったりするなかで
自分を中長期的に振り返る時間を
日常生活に組み込む事が必要だと感じました。


森林資源活用をすすめる木構法
スケルトンドミノ[プロトタイプ]展

会期: 2011年1月9日(日)―1月22日(土)
会場: 東京藝術大学大学美術館陳列館

芸大美術館HP
http://www.geidai.ac.jp/museum/


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