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名古屋を拠点とする設計事務所です。
愛知産業大学の授業(設計演習課題の指導)がありました。
課題は前回と同様
地域の交流施設と図書館のコンプレックスです。


全3日間という日程の中で課題説明からプレゼンテーションまでを行う、集中力が必要となる授業です。

間に平日を挟むとはいえかなりの時間的制約。発想し、練り、まとめる、ことに対するプレッシャーは大きなものだと思いますが、昨日最終日に無事全員が各自の作品を提出することができました。学生の皆さんお疲れさまでした。

(講評前にガーリックのパスタを食べてしまいまして・・・お近くにいらした方、ごめんなさい!)


授業や講評を通じて改めて強く感じたことの1つが
つくり手の視点をを常に身近に引き寄せておくこと
の大切さです。

つくり手の視点というのは自分から手を伸ばさないと得られないものです。なぜならTVを始め、世にあふれる情報発信は、基本的に消費する側に向けられているからです。

今回、各自課題に取組む前にグループディスカッションがあったのですが、ワイドショーのコメンテータのような「良識的」な視座以上に踏み込めない場面がチラホラ・・・

自分自身が感じた事(一般的に言われている問題だけでなく、自分自身が感じた問題意識)を言葉で表現する、というのは意外とトレーニングが必要なのかもしれません。

「良識」の象徴(であると共に傍観者の象徴でもある)コメンテータ的セリフに耳をさらす事が日常であるとすれば、消費者からつくり手への体質変換は一朝一夕ではいかないな、というのが率直な感想です。


建築を訪れる前に設計者の建築に対する考えに触れておく、
建築に限らずクリエイターと呼ばれる人々と話をする、
もっと広く、実業家等々「自分がアクションを起こすことで社会と関わっている人々」の講演会を聞く・・・

ということが、つくり手としての目と頭を育てるのではないかと感じ、私自身も日常的にその様に努めていますが、どうでしょうか。


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無題
短期集中だねえ。これは教える方もたいへん。でもテンションも上がっていい授業になりそう♪
スクール平安 URL 2009/10/07(Wed)08:37:01 編集
無題
学生さんは社会人経験のある方が多いからか、おしなべて集中力があるという印象です。・・・講師の立場では講評の時が一番頭を使い大変だけど充実して楽しい時間です。
シオタユキ 2009/10/07(Wed)10:55:39 編集
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