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名古屋を拠点とする設計事務所です。
家づくりのスタートに役立ちそうな本がありましたのでアップします。



『家―家の話をしよう』(良品計画 2007)
 http://www.amazon.co.jp/家―家の話をしよう/dp/4887522029



〜すまい方の多様性が目の当たりにできる1冊〜

人がかくも多様であるように、家もまた多様であってよい
というのは建築家住宅を語る際によく言われることです。

話はわかるけど、では何から考えれば?
という方も多いのではないでしょうか。

雑誌をめくり建築事例を目にする事で、住宅として多様な建物が建てられている事はわかります。
ただ建築は、土地の形に始まり周辺環境や法規制等々、固有な条件が大きく影響して形が決まるもの。単に事例(それも多くの場合写真)を見るだけで生活の固有性・多様性まで掘り下げて考えるのは、プロでもない限りなかなか難しい気がします。

その点、この本は
人の生活って色々なんだなぁ、ということがまっすぐ伝わり、読み手自身の生活観を素直に振り返る下地をつくってくれる貴重な1冊だと思います。
(無印の商品を過度にアピールしていないところも良いです)

住宅展示場や設備機器のショールームから具体的なイメージを描き始めるより、まず「どういう暮らしがしたいか」という、より上位の概念をイメージした方がしっくり来る家ができるのではないでしょうか。

これから家をつくりたい方が
「一般的」という名の制約から解放され、自由に家を考える
きっかけをくれそうな本と感じました。
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Comment
無題
家を建てたいと思うけど、どうすればいいのだろう。。。。というとき、先ず、自分がどう暮らしたいかを考える、というのは重要なことですよね。

何が一番自分や家族の生活にとって大切か。自分が大切にしてきたことは何か。

何が好きなのか。

それって意外とわからないから、それが住宅と関わって見つけさせてくれるような、向き合える本があるといいですね。
mai*hai 2009/03/31(Tue)00:45:27 編集
無題
maiさん、コメントありがとうございます。

家って、ありふれた日常の器でありながら、かけるお金は非日常的だから、、、日常と非日常のメーターの適正な場所で止まって考えるって、実は相当難しいことですよね。

クライアントにとって家づくりは、「家」というツールを用いてご自身を再発見する旅、という面も大きいですね。
シオタユキ 2009/04/01(Wed)10:53:19 編集
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