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名古屋を拠点とする設計事務所です。


小学校の展覧会。
会場への通路にこんな飾り付けがしてありました。




house oyー『空の家』 の地鎮祭が執り行われました。心新たに、竣工を迎える春まで頑張って行こうと思います。



「空の家」:「空(くう)」をもつすまい



やんちゃな息子さんを筆頭に、にぎやかなご家族のおすまい。インダストリアルデザイナーであるクライアントは「モノが大好き!」とご自身で断言される程の雑貨好き。モノに囲まれてご家族が楽しく暮らせる美しいすまいをご要望されました。



そこでこの建物では、モノがふんだんに置かれるリビングや書斎に、「空(くう)」となる、大きな白い吹抜を沿わせる計画としました。


真っ白で大きな壁、ライトがぶらさがっただけの空間、そんな余白があることで、元気な子供や沢山の雑貨達、料理の音やTVの光など、本来雑多で生々しいはずの暮らしそのものが、活き活きと楽しげに感じられることを意図しています。


街路と吹抜を仕切る東面には大きな壁の上下に木格子のある開口を配しています。道や街の気配、そして移ろう天空光の色あいを室内に伝え、プライバシーを守りながら街との融和を図っています。


東面の縦格子は構造的な働きも担っています。
格子は列柱として荷重を受けるだけでなく、面材とともに耐震要素として機能することで、吹抜と大きな窓がありながら構造的なバランスを保った計画となっています。



ごちゃごちゃして生活感もあるけど、何だか楽しげで、一歩引いてみるとそこに美意識を感じられる様な住まい、○○レンジャーや○○キュアのおもちゃ等、建物とは別のルールでデザインされた物があっても安易に全体が劣化しない、しなやかなデザインを試みたのが、この『空の家』なのです。


順次、現場の写真などをアップしていきたいと思っています。



今年は厳しく長い夏でしたが
ここのところ、まるで遅れた時計の針を戻す様にぐんと季節が進みましたね。


house oyは実施設計図書の作成が一旦完了しました。
tmsdの萬田さん小林さんのお力添えで、建築の素地ともいえる構造部分が空間の魅力の要となっています。実現が楽しみです。


先週、工務店各社の見積が出揃いました。
見積とは” 図面を通して建築家の考えを知り、コストに置き換える ”という作業。相当量の業務と思いますが、各社とも精度ある見積書を提出いただきありがとうございました。

今後は契約に向けて一社に絞って協議を続けます。残念ながら今回はご縁をいただけなかった工務店さんにおかれましても、今後のご発展をお祈りいたします。






名古屋近郊の里山にて。苔むした岩の赤い花。
調べるとコアカミゴケという名の植物で、赤い部分は花ではなく子器だそうです。

 コアカミゴケ「コナアカミゴケ」だそうです。
 ご指摘いただきました。訂正致します。
 


名古屋は都市と郊外が東京に比べて非常に近いです。

穏やかな気候の日であっても、自然の息づかい(それは心地良いばかりではなく、恐れの様な思いをもって迎える迫力)を感じる場が、車でわずか1時間程の距離にあります。


世界と自分との関係をどう認識するか、は
住んでいる場所に大きく影響をうけるのではないかと改めて思いました。


9月に入り、朝夕は大分過ごしやすくなって来ましたが
皆様いかがお過ごしでしょうか。

この度、少し引っ越しをすることになりました。
といっても移転先は隣室のため、住所が一部変更となる以外
電話番号はじめ、メールアドレス等は従来と変更ありません。

9月15日以降、郵便物等をご郵送いただく場合は
新所在地宛へお願い致します。




ひるがの高原にて


今夏は暑さが特に厳しいですね。
こんなに『熱中症』という言葉が聞かれる夏も珍しいのではないでしょうか。
皆様ご自愛ください。


最近設計業務に関する記事をアップしていませんでしたが
おかげさまで忙しくさせていただいております。

ただいまhouse oy実施設計の真っ最中
暑い上に熱い夏となっております。

設計も終盤、打合せ時にクライアントから
『設計が終わるのがちょっと寂しい気もする』
とのお言葉・・・

施工が始まり日々現場が出来てゆく楽しみは
設計期間とはまた別物ですので
ご期待いただければと思っています。



学びの森(各務原市)


鮮やかな緑と長い影を目指して郊外に出かけました。


今年は暑さが厳しそうですね。
みなさまご自愛の上、よい夏をお過ごしください。


今年も愛知産業大学にて非常勤講師として
建築設計のクラスを担当させていただいています。
松本先生、今年度もよろしくお願いします。
学生のみなさん、一緒に頑張って行きましょう!


授業の設計課題が小規模図書館+コミュニティセンターの複合施設。事前課題として、身近な公共施設を訪れて特徴や分析をまとめるレポート提出が学生さんに課せられています。

そのレポートで複数の方が良い事例として取り上げていたのが岡崎市のリブラ、私も実際に足を運んでみました。




都市的な内部空間をもつ、図書館を核とする複合施設です。

公共施設、特にコミュニティ施設のような用途であれば人が集い活気に満ちた場となるよう意図して計画されているはずです。しかし実際にはイメージ通りに使われないことも多々あるのではないでしょうか。公共施設を訪れると「設計者はこうじゃないって思っているだろうなぁ」という光景に出会うことも多くあります。

その点リブラは、日曜日1回訪れた限りの感想ではありますが、良好な使われ方をされている様に感じました。



家族連れの方も多く、活気があります。
みなさんがリラックスしながら各々のペースで「知」と対峙する様が、館内全体の雰囲気を良好に保っている様に思いました。
建物の良さもさることながら訪れる人の意識の高さを感じます。


あからさまに良くない建物を訪れても、目につく欠点にとらわれ思考を深めるのが難しい気がします。良い事例をみると、良いものに触れるという体験が蓄積できる上「こんな工夫をしてみてはどうだろうか」と自分なりに思考するきっかけを多くいただける様に思います。


ちなみに、私が最も好きな図書館空間は、ヴィムヴェンダースの映画「ベルリン天使の詩」の1シーンです。図書館という場の魅力を凝縮した描写に、何度観てもほれぼれしてしまいます。

ご興味がある方は是非一度ご覧ください!



那谷寺(石川県小松市)

(Wikipediaより引用)
寺伝によれば、養老元年(717年)泰澄法師が、越前国江沼郡に千手観音を安置したのが始まりとされる。その後寛和2年(986年)花山法皇が行幸の折り岩窟で輝く観音三十三身の姿を感じ、求る観音霊場三十三カ所はすべてこの山に凝縮されるとし、西国三十三観音の一番「那智」と三十三番「谷汲」の山号から一字ずつを取り「自主山厳屋寺」から「那谷寺」へと改名(引用 終)


大きな岩壁や高低差などの地形を魅力的に活かした境内です。
歩みをすすめるたびに新鮮な風景が目に飛び込んできます。

重要文化財を擁するお寺ですので、もちろん子供に媚びたようなところは一切見当たりませんが、あちらこちらで小学生くらいの子供達が楽しそうに散策していました。





名古屋は千種区の猫ケ洞池です。

釣りをする方のお手製の椅子・・・コルビュジェのシトロアン住宅のスケッチが思い出されます。

楽しんでますね!


hutou

久々に車に乗る必要が出来、腕ならしです。
向こう岸にたたらばが見えます。
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