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名古屋を拠点とする設計事務所です。
更新をご無沙汰してしまいました。
暦の上ではもう 春 ですね。

私事ながらご報告です。
1/15、無事に第三子が生まれました。
周囲の方々からの祝福と新しい家族を迎えた喜びで
温かな気持ちの日々を過ごしています。
ありがとうございます。

誰かが懸命に世話しなければ生きて行けない
大いに無防備で天真爛漫な赤ちゃんという存在に
3度目の育児ながら改めて驚いています。

この世に生きる誰もが
誰かに懸命に手を掛けてもらってこそ今がある、
天涯孤独な人生なんて
人間にはきっとないんだなぁと思う今日この頃です。


さて、年が明けてhouse oyの設計が始まりました。
出会いは『森のとまり木ハウス』のオープンハウス。
伺うと、以前現場前をたまたま通られ
施工中からお気に留めて下さっていたとのこと。
家づくりに関連する多くの事柄を一つ一つ整理され
いよいよ今年、設計がスタートしました。

クライアントおよびご家族の皆様、
末永きおつきあい、どうぞよろしくお願いします。


ブログの方も、相変わらずゆるやかな更新となると思いますが
どうぞ気長におつきあいの程よろしくお願いします。
あけましておめでとうございます


本年もどうぞよろしくお願いします。
皆様にとって、よりよき年となりますように!


2010.1.1 塩田有紀




下記期間、冬休みをいただきます。

12/29(火)~1/3(日)

お急ぎのご用件は
メールもしくは携帯へご連絡いただけます様
よろしくお願いします。

syao@mac.com
ここ数日大掃除日和の名古屋でしたが、今日は雪が舞い、冬らしい年の瀬となりました。


我が家は子供達の発熱により帰省を取り止めたため、思いがけず静かな年末を迎えました。


house ifi はクリスマス前にお引き渡しを終え、若干の手直し工事も年内にすべて完了しました。設計期間からの長い旅も一区切り、よい建築として結実したことをうれしく思います。クライアントとご家族の皆様、ありがとうございました。竣工前後の多忙さに加え、年末であわただしい毎日をお過ごしと思いますが、落ち着かれたらまたご様子をお聞かせください。

監督始め、施工いただいた工務店の皆様、おつかれさまでした。
構造設計を担当いただいたtmsdの萬田さん小林さん、その他技術的協力をいただいた各方面の皆様、ありがとうございました。


年の瀬にあたり、私自身を振り返りますと・・・
今年は通常の設計活動に加え、教育現場での活動の機会をいただき、建築への視点に広がりが生まれた年でした。学生さん達との対話を通じて初心を省みると同時に、今この時代に建築に携わる意義をより明快に語れる様、作品に厚みを持たせてゆきたいとの思いを強くした一年でした。

また、身のまわりを見回しますと・・・
私と同じく建築設計に携わる家人が建築関係の賞をいくつかいただくなど、身近な友人たちの活躍が私をいつも元気づけてくれています。仕事と育児の両立に欠かせない家族の手厚い支えや子供達が与えてくれる発見とインスピレーション・・・公私ともに恵まれた環境を下さる皆さんの期待に添える様、これからもより質を求めた仕事をしてゆきたいと思います。


明日から新しい年。
来年の大晦日にまた新たな歩みをご報告できる様、活動をすすめたいと思います。

お世話になった皆様、本ブログをご覧いただいた皆様、今年もありがとうございました。
末筆になりましたが、皆様のご多幸を心よりお祈りいたします。
よいお年をお迎えください。


p.s.
house ifiをはじめ、これまでの作品写真を弊所でご覧いただけます。ご希望の方はご連絡ください!

週末 長野にて


先日仕事を通じてお世話になっていたMさんの結婚披露宴に出席しました。

最近結婚式に参加させていただくと
主役のお二人の幸せをお裾分けいただいたような
幸せーな気持ちになってしまいます。

私も家族を始め、ご縁いただいている身近な方々を大切にして
毎日を送りたいと改めて思いました。


さて11月も後半、肌寒い日も多くなってきましたが
皆様体調はいかがですか?

ここ名古屋でも新型インフルエンザが流行し
近隣の小学校では学級閉鎖も断続的に行われている様です。

インフルエンザに限らず、この時期は基礎体力を向上させて乗り切りたいものです。
巷には多くの健康法があふれていますが、実際に試してみると自分自身にはしっくりこないと感じる事も多く・・・取捨選択の末、我が家で現在取り入れているのが下記の3つです。

・充分な睡眠
 とにかく寝る、というのは簡単にして万能な健康法ですよね!

・湯上がりの水かぶり
 これは体調が良いときも毎日行います。
 入浴の最後に冷水を手短かにかぶって
 体から熱が逃げるのを防ぎます。
 水をかぶるのはちょっとツラいですが
 湯冷めしにくく、脱衣室に暖房がなくても快適に着替えが
 できるので、大人にもオススメ!

・メイプルシロップでつくるホットレモネード
 体の中の嫌なものを出したい時に飲みます。
 (風邪気味の時や変なものを食べた時など)
 メイプルシロップはニセモノも多いそうです。
 我が家はシタデールのものを愛用しています。
 絞りたてのレモン果汁を使うと、すばらしい美味しさです。

その他温かい野菜を主体とした献立、できる範囲で食品添加物・化学調味料・農薬等を除いた食生活を送っていることも多少プラスになっているのではないかな、と思っています。

加えて、温かな気持ちになったり温かい言葉をかける、というのも意外と風邪予防に効果があるのではないかと密かに思っています・・・


心と体を温めて、健康に秋をお過ごしください。
台風が過ぎ秋が深まってきました。
東山動物園のサルも無事つかまったとのことで、天気のよい週末は一万歩コース(東山動物園を囲む、およそ名古屋とは思えない自然豊かな遊歩道)の散策を計画されている方も多いのではないでしょうか。

私事ですが来年1月に第三子の出産を予定しており、お腹の大きさが目立ってきました。外壁足場の支柱間は箇所によってはいよいよ通りづらくなってきましたが(苦笑)概ね普段と変わらず業務にあたっています。

(体調の悪い時期にフォロー下さった関係者の皆様、本当にありがとうございました)


建築家のナイトウさんにお声掛けいただき、先日D.I.G.の吉村さんの新作にお邪魔しました。SDレビューを受賞した意欲的な形態の作品ですが、伺うに4号建築だそうで・・・(申請や審査に時間やコストがかからない分、構造・構法に制約のある建築。一般的な木造住宅は概ねこのカテゴリに属する)「4号」「ローコスト」を言い分にしない姿勢は学ぶものが大きいです。

建物全体としてはコンパクトなボリュームながら、角を斜めに切るというシンプルな手法で多様な開放感を感じられるおもしろい空間でした。


驚いたのはD.I.G.の真基さんも妊婦さんでいらして、予定日が私とほぼ一緒だったことです。妊娠中の体調は個人差が著しいのでマイペースを保つことが重要とは思いますが、身軽に動きまわる様子に励まされました。

少子化が叫ばれる昨今ですが、私の身近には同世代妊婦さんが比較的多いです。

初めての妊娠で体の変化を感じながらマタニティライフを満喫している方から、普段は妊婦であることすら忘れている方までいろいろですが、いずれにしても皆様出産には若干高年齢・・・お互い体をケアしながら頑張りましょう!


今日午前中から東山動物園のニホンザルが逃げたまま見つかっていないとのことで、日中、広報車が注意を呼びかけていました。(弊所は東山動物園の裏手に隣接した地域にあります)人もサルも怪我などなく無事つかまって欲しいです。


先週は大きな台風が日本を通過し、名古屋も大雨と暴風に見舞われました。進行中の現場に関しては事前に養生の注意喚起を行い、台風が過ぎた後関係者で一通り点検致しました。森のとまり木ハウスに関しては、特に何も問題はなかったようでホッとしています。



こちらでご紹介した本の中で、住まい方とそのエピソードに関して最もインパクトのあった菊池成孔さんの本『東京大学のアルバート・アイラー』を読み始めました。

格調高い(とされる)クラシック音楽から現代の商業音楽までを自在に横断する文章は「知のもっともかっこいいあり方」の一つだなぁとほれぼれしながら読み進めています。

私自身、ピアノ(主にバッハからブラームスくらいまでの所謂クラシック)を子供の頃15年も習っていたにも関わらず、同じ音の問題でありながら現代の音楽との関連づけが出来ないことを不思議に感じていました。
今回色々とコネクターが加わって統合されていく感じがとても刺激的な体験の読書となっています。

いろいろな意味で横断的な内容であり、建築をつくる際にも顔を覗かせそうなキーワードもあって、つくるという行為にどう反映されていくかも楽しみです。共有できそうな事がまとまりましたらまたブログに書きたいと思います。


もう一つ読み始めたのが「’’芸術’’が終わった後の''アート''」(松井みどり氏:著)
時間がふんだんにある学生時代を東京で過ごした事、また親しい友人の嗜好もあってかつては日常的に現代美術に接していましたが、最近かなり疎遠になってまして・・・ちょっと勉強してみたいなと思いました。

この読書にはもう一つの目論みがあり、それは
「興味あるけどわからないものを自分の中に取り込むプロセス」を体験すること。
これは、ジャンルが違えど建築に関わり始めたばかりの学生さんの立場を体験できるのではないか、という思いつき(笑)です。

非常勤講師として学生さんと関わる中で、自分自身が建築を学び始めた頃のことを懐かしく思う機会は圧倒的に増えたものの、つきあって15年以上も経つジャンルで初学者の視線を完全に再現・認識するのは無理と感じ・・・ジャンルを変えてみるという手法で狙った学びを得る事はできるのか、また本を読むことがその適切な手法なのか等、見えてない点は多いですが少し進んでみたいと思います。

P.S.
『東京大学のアルバートアイラー』の美術版、といえるような本があったら是非教えて下さい!
愛知産業大学の授業(設計演習課題の指導)がありました。
課題は前回と同様
地域の交流施設と図書館のコンプレックスです。


全3日間という日程の中で課題説明からプレゼンテーションまでを行う、集中力が必要となる授業です。

間に平日を挟むとはいえかなりの時間的制約。発想し、練り、まとめる、ことに対するプレッシャーは大きなものだと思いますが、昨日最終日に無事全員が各自の作品を提出することができました。学生の皆さんお疲れさまでした。

(講評前にガーリックのパスタを食べてしまいまして・・・お近くにいらした方、ごめんなさい!)


授業や講評を通じて改めて強く感じたことの1つが
つくり手の視点をを常に身近に引き寄せておくこと
の大切さです。

つくり手の視点というのは自分から手を伸ばさないと得られないものです。なぜならTVを始め、世にあふれる情報発信は、基本的に消費する側に向けられているからです。

今回、各自課題に取組む前にグループディスカッションがあったのですが、ワイドショーのコメンテータのような「良識的」な視座以上に踏み込めない場面がチラホラ・・・

自分自身が感じた事(一般的に言われている問題だけでなく、自分自身が感じた問題意識)を言葉で表現する、というのは意外とトレーニングが必要なのかもしれません。

「良識」の象徴(であると共に傍観者の象徴でもある)コメンテータ的セリフに耳をさらす事が日常であるとすれば、消費者からつくり手への体質変換は一朝一夕ではいかないな、というのが率直な感想です。


建築を訪れる前に設計者の建築に対する考えに触れておく、
建築に限らずクリエイターと呼ばれる人々と話をする、
もっと広く、実業家等々「自分がアクションを起こすことで社会と関わっている人々」の講演会を聞く・・・

ということが、つくり手としての目と頭を育てるのではないかと感じ、私自身も日常的にその様に努めていますが、どうでしょうか。


日中の日射しは相変わらず力強いですが、夕刻の風の涼しさは秋の訪れを感じさせますね。
昨晩鈴虫の声に混じってツクツクボウシの声が聞こえてきました。もう日中でもセミの声は大分小さくなっていますが、いったいどうした事でしょう。出てくる時期を間違えてしまったのでしょうか・・・


昨年から設計をお任せいただいているhouse ifiは現場が進行中。
現在は主に大工工事が行われています。




地鎮祭の1ショット。榊と笹竹の色の取り合わせが美しく
始まりにふさわしい清々しい日となりました。



最近の現場でのショット。
建方を終え、屋根の野地板や外壁下地などの面材がつくと
計画した空間がぐっと実感して迫ってきます。


空間の大きさとメリハリが非常にバランスよくできています。
図面やCG、模型等、多様な方法で検討・決定していても
実物で確認できると、やはりホッとします。

 神はディテールに宿る
 (細部の美こそが全体の美を作り出す、というような意味)
 とは言うものの
 空間自体のバランス(プロポーション)の良さの上にあって
 初めてディテールを磨く意義が出てくる様に
 私自身は感じています。


空間についてクライアントと確認し、喜びを分かち合う・・・
建築の設計をやっていてよかったなと心から思える瞬間です。


しばらくの間、施工図のチェックと現場での協議によりディテールを磨く最終段階、監理者としても山の一つを迎えます。


(財)建築環境・省エネルギー機構 が主催するCASBEE戸建評価員試験の合格通知が届き、今日登録の手続きをしました。


CASBEEとは建築物の環境性能を総合的な見地から格付けする手法で、大規模な建築や公共建築等においては、有効な評価方法の1つとして既に広く活用されています。

http://www.ibec.or.jp/CASBEE/about_cas.htm

「CASBEE戸建」はCASBEEの戸建住宅版です。



我々の手掛ける戸建住宅の場合は特に
個別条件(土地の特性やクライアントのご要望等)に重きを置き設計を進めるため、格付に左右される必要はあまりないのですが

設計内容をより客観的に把握するための知識として、評価手法を知っておくのも良いであろうと考え、受験するに至りました。


この年、申し込んだ講習会を受講できず・・・今回は講習会・試験共に受けることができました。


社会人になって早12年・・・試験会場に満ちる独特の雰囲気は、ある種の懐かしさを感じさせるものですが、あまり好きにはなれません(苦笑)

自分が設計した建物を撮るときは大抵
広角レンズ(広範囲が視界に入るレンズ)を使います。

建築の部分を考える時であっても
全体を踏まえてデザインしているため

部分と全体の関係を無理に1ショットに納めようとすると
写真がついつい説明的になってしまいます。

その空間で体験できる『感じ』を伝える
建築写真家の写真に近づくのは
なかなか難しいなぁと日々感じています。



ちょうど1年程前でしょうか。
「ほぼ日 にわか写真部」の影響をうけて
50mmの単焦点レンズを手に入れました。

 望遠でも広角でもなく、ズームもありません。
 ファインダーを覗くと
 ちょうどトイレットペーパーの芯を覗いたような
 見え方をするレンズです。

これが非常に楽しく、重量が軽いこともあって
下手の横好きながら頻繁にカメラを手に取る様になりました。



雨が降っています。雨つぶは涙型じゃないんですね・・・



このレンズを使いながらふと感じたことの1つが
「これはクライアントの視線じゃないか?」
ということ。

これから家づくりにのぞまれるクライアントは
断片的なイメージを、まるで切り抜き写真のコラージュのように
お持ちです。


我々設計者は

その断片的なイメージをそのまま再現するわけでなく
その断片の魅力が持つ世界を探し

クライアントの要望の言葉面だけでなく
そのコアにあるご要望の骨格を探って

色々な要件(周辺環境との関係、法律、コスト等々・・・)を
一つの建築として統合することを目指します。


クライアントの皆様、
ご要望の具体性いかんによらず
思うことを設計者にぶつけてください。
それは活き活きした断片として
全体を構成する重要なヒントになります。



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