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名古屋を拠点とする設計事務所です。
夏が過ぎ去る寂しさと
秋に向けて落ちつきたい気分に寄り添った
なんとも色合いのいい花束をいただきました。

プレゼントして下さった方から
アアルトの花瓶に飾る様にお題がでましたが・・・




Iさま、合格点はいただけますでしょうか・・・(冷汗)


さて、この花を照らし出しているのは
ダイクール電球という白熱灯です。

国の方針で白熱灯の一部が製造中止される予定です。
環境問題への対応の一環です。


白熱灯と蛍光灯

消費電力に対する明るさ、といった合理性だけを取り上げれば
勝負は明快。

しかし空間に使う場合は、そんな合理性に加え
灯りそれぞれのキャラクターを活かして使うべきではないかと思います。


ダイクールやいわゆる電球のような白熱灯は
照らされるモノの素材感、時には温度までを視覚的に伝えてくれます。モノが微笑んでくれるような光・・・

この光を必要とする場は住宅にも多々あります。


一方蛍光灯は、いくら電球色であっても
均質さが身上。

クールでそっけなく

目の前で起こるすべての出来事が
ガラスの向こうで起こっているような印象すら
時に与える光。

例えば展示空間に蛍光灯が使用してある場合
作品を均質に照らすのが主な目的と思いますが

蛍光灯のちょっとクールな雰囲気が
現実世界からトリップした感じを生み

美術鑑賞という、ある種小旅行的な体験を
陰ながらもり立ててくれている様にも思えます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

将来、製造されなくなった電球を
電球型の蛍光灯で代替すること自体は簡単ですが
求められる光の個性までが代替できるわけではありません。

製造中止に関する素朴な疑問も当然あるわけですが

一方で、長い目で見て空間の質が低下しないような
灯具の選定が必要になってきています。
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